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監督の話 3
今回も監督の話。

前回と、前々回の続きです。


以下続き


フース・ヒディンク (オランダ)
 現ロシア代表監督。

 現在では名将としての評価を揺るぎないものとしたヒディンクだが、その監督としてのキャリアは
 浮き沈みの激しいものだった。
 PSVではリーグ優勝3回にチャンピオンズカップ優勝、次にオランダ代表を率いてユーロでは
 ベスト8,ワールドカップではベスト4という好成績を残す。
 しかし、意気揚々と乗り込んだスペインの地ではレアル・マドリーを1シーズンで追われ、続いて
 就任したベティスではあろうことかチームを降格させてしまう。

 こうして天国から地獄、ヨーロッパでの地位を失った彼は、追われるようにしてアジアに活動の
 場を移し、日韓ワールドカップを前にして国際舞台での名誉回復を画策する。
 日本は負け続きでケチのついた彼を冷たくあしらったが、当時極度の不振に陥っていた韓国が
 これを拾う形で契約を結ぶに至った。
 結果として韓国はこの賭けに勝ちワールドカップでベスト4と躍進、ヒディンクもPSVの監督に
 返り咲きを果たすと、その後も中堅国の代表を率いて立て続けに成功を収める。
 昨期はパートタイムながらチェルシーの監督に就任、不振のチームを立て直して称賛を浴びた。

 ヒディンクのサッカーの主眼は、チームで連動して行うハードプレスとワイドアタックにある。
 彼のチームの選手達にはフィジカルと運動量、スタミナが要求され、最後までチームのために
 任務を完遂するファイティングスピリットが植え付けられる。
 また、その躊躇のない采配も特徴的で、必要であればフォワードを5人ピッチに送り出すことも
 反則まがいのフィジカルコンタクトで試合を破壊させることも厭わない。
 そうして自らの明確な意志を選手に乗り移らせ、数々のジャイアントキリングを成し遂げてきた。
 いつしか彼は『魔術師』と呼ばれるようになり、ベストとは言えないチームの力を実力以上に
 引き出す指揮官として広く知られるようになった。

 主な獲得タイトルはエールディビジ優勝6回に、チャンピオンズカップ優勝が1回。
 国際舞台ではタイトルこそ無いが、就任した先々の国でそれに匹敵する殊勲を挙げ続けている。
 


ビセンテ・デル・ボスケ (スペイン)
 現スペイン代表監督。

 デル・ボスケはこれまで、四度クラブチームを率いた経験を持つ。
 一度目はレアル・マドリー、二度目もレアル・マドリー、三度目もまたレアル・マドリーである。
 四度目でようやく国外の別クラブ、トルコのベジクタシュを率いたが、これはシーズン途中で
 解任されてしまった。
 一度目と二度目のレアル・マドリー時代は合わせても数ヶ月ほどしかなく、デル・ボスケが
 評価されているのは実質三度目のレアル・マドリー時代のみの実績ということになる。

 ではこの期間、彼は一体何を成したのか。
 答えは非常にシンプルで、あの銀河系軍団を率いて数々のタイトルを獲った、というものになる。
 この三度目の指揮は4シーズンに渡るが、その間にリーガ優勝2回、チャンピオンズリーグ優勝
 2回と、フロントの想定と合致したかはともかく、申し分のない成績を収めた。
 フロントはこの成績に満足できなかったのか、はたまた彼にできるなら誰にやらせても同じだと
 考えたのか、最後は優勝監督であったにも関わらず、サイクルを終えたという不可解な理由で
 彼の首をすげ替えてしまった。
  
 彼は戦術に疎く、サッカーのスタイルも古臭く選手任せ。
 しばしばそう批判されるし、ほぼ全ての評論家がそう言うのだから間違いはないのだろう。
 しかし同時に、彼には最高の選手達を使いこなす才能があることも確かである。
 付け加えれば、デル・ボスケは銀河系軍団の指揮官として唯一成功した人物でもある。
 彼の後に続いた銀河系の指揮官五人全てが失敗したことからも、この才能が誰にでも備わる
 類のものでないことは疑いようがない。
 ともすれば衝突しかねない強烈な個性を組織としてまとめ上げ、その能力の総和をチーム力に
 反映させた手腕は評価されて然るべきだろう。
 
 勝ち取ったビッグタイトルは上記の四つ。
 現在は世界最強とも言われるスペイン代表を率いるが、予選の勢いそのままにワールドカップを
 制することが出来れば、今なお根強いその手腕への疑問の声を封じられるだろう。
 前評判の良い国ほど苦戦する、というジンクスを覆せるかどうか、世界中の注目が集まっている。



マヌエル・ペジェグリーニ (チリ)
 現レアル・マドリー監督。

 チリ国民の英雄にして、アルゼンチン国民の不倶戴天の敵。
 なぜアルゼンチン人に嫌われているかと言えば、彼がリケルメを使い捨てたからに他ならない。
 リケルメが適応できなかったバルセロナならいざ知らず、良いとこ取りで使い回した挙句に
 プライドまで踏みにじったとあれば、その憎さも返って増すというものだろう。

 ペジェグリーニは南米のクラブを転々として経験を積んだが、ビジャレアルの監督に就任すると
 リケルメを中心に据えた前時代的な王様サッカーを展開する。
 リーグでは上位へ進出し、クラブ史上初となるチャンピオンズリーグでも4位と大躍進を演出。
 つい五年前まで一部と二部を行き来していたクラブは、チリ人指揮官と王様という二人の英雄の
 活躍によって、一躍ヨーロッパ中にその名を知らしめることになった。
 だが誰もが幸せな時間は長く続かず、この成功によってフロントの信頼を得たペジェグリーニは
 長期的な目線でのチーム強化に着手。
 特定の個人に依存しないヨーロッパ式のサッカー、即ち脱リケルメを打ち出すと、その居場所を
 徐々に狭めていき、ついには母国アルゼンチンへと追いやった。

 ペジェグリー二の志向するのは攻守のバランスに優れたパスサッカーであり、コンビネーションを
 重視した軽快なアタックを特徴とする。
 その風貌を始めとしてベンゲルとの共通点が多く、不思議なことに彼のビジャレアルとベンゲルの
 アーセナルは、チャンピオンズリーグにおいて因縁じみた対決を繰り広げたりもした。
 この夏、レアル・マドリーが新たな銀河系の指揮官に望んだのはベンゲルだったが、その
 引き抜きに失敗すると、次に白羽の矢がたったのがペジェグリーニである。
 商売人であるペレスは、両者のサッカーが攻撃的で受けが良い、いうなれば商品価値の高い
 サッカーであるという点においても共通点を見出したのだろう。
 またピッチ外での規律は重視するが、ピッチ内では選手の自主性を尊重するという姿勢も
 銀河系の指揮官としては美徳となるかもしれない。

 新興勢力に脅かされるアーセナルに残ったベンゲルと、新銀河系となったレアル・マドリーに
 栄転したペジェグリーニ。
 この両者の選択の結末も、新たなシーズンの見逃せないポイントのひとつだろう。


フェリックス・マガト (ドイツ)
 現シャルケ監督。

 先に紹介したスコラーリが鬼軍曹と呼ばれていることを書いたが、このマガトもまた鬼軍曹と
 呼ばれる監督ひとりである。
 それどころか、鬼軍曹としての格はこちらのほうが一回りも、あるいは二回りくらいも上。
 軍隊式とも、一昔前の日本の部活式とも言われるハードトレーニングを選手達に課し、容赦なく
 しごきあげては徹底したフィジカル重視のチーム作りを行う。
 日々の二部練習は当たり前で、試合に負けると朝練、昼練、夜練の三部練習を課したりもする。
 千本ダッシュに綱登りなど、昭和のスポコン漫画のような内容も、今日日プロのクラブチームで
 見られるようなものではない。

 マガトは一流のサッカー選手として輝かしい成功を収めた後、地方のごく小規模なクラブを
 率いるところから指導者としてのキャリアをスタートさせた。
 そうしてブンデスリーガのクラブをいくつも渡り歩き、経験を積むと共に着実なステップアップを
 遂げると、04年には名門バイエルン・ミュンヘンの監督に就任する。
 就任から二年続けてリーグ戦、国内カップの二冠を達成するが、三年目でその成功は一転。
 リーグ優勝を逃したばかりか4位という結果に終わり、チャンピオンズリーグの出場権も失った。
 これをもってバイエルン首脳部はマガトの解任を決断、解任劇は彼を排除した形で行われ、彼は
 自身の失職をラジオを通じて知るという屈辱を味わう。
 結果が出ているうちはよかったが、一度その地位を失うと、マスコミや専門家は選手の自主性や
 戦術、科学的な手法を軽視するマガトを、時代遅れの無能な指揮官と騒ぎ立てた。

 だが、マガトは選手達にそれを要求するだけではなく、自身も不屈の闘志を持つ男だった。
 数ヶ月の浪人期間を経て、新興クラブであるヴォルフスブルクの監督兼スポーツディレクターに
 就任すると、すぐさまスポンサーの豊富な資金をバックに積極的な補強を敢行。
 その目利きで粒揃いの精鋭達を集めると、件の軍隊式トレーニングで鍛え上げ、就任一年目は
 リーグ戦で五位、そして二年目にはバイエルンを引きずり下ろして優勝という快挙を成し遂げた。
 シーズンも終盤、優勝を占うバイエルンとの直接対決では5-1と圧勝。
 途中で控えキーパーにも出場機会を与えるなど、完膚無きまでに叩きのめして屈辱を晴らした。

 マガトの獲得したリーグタイトルは、バイエルンで2回、ヴォルフスブルクで1回の計3回。
 またヴォルフスブルクでの実績から、育成型の監督としての評価も急速に高まってきている。
 近年では日本でもゆとり教育からの脱却が叫ばれているが、ヨーロッパのサッカーシーンでも
 似たようなムーブメントが起こりつつある。

 

テーマ:WCCF - ジャンル:ゲーム

WCCF | 17:39:55 | Trackback(0) | Comments(10)
コメント
私はヒディングの手腕は疑問ですね。日韓W杯も監督手腕というよりもジャッジの手腕って気がします。
何より、昨シーズンのCL準決勝。仮にもプレミアのビッグ4たるチームがあれをやっちゃあダメですよ。しかも敗退してるし(^^)
あれを観てから彼には今後、プロクラブの監督はやって欲しくないです。
2009-08-25 火 23:44:52 | URL | ハジ [編集]
選手の使用感など、いつも参考にさせてもらっています。

最近の監督についての話なんですが、まるで小説を読んでいるように面白くまとまっていると思います。

ゲーム上での知識のみならず、こうしたこぼれ話的なお話もたまには良いのかもしれませんね。

毎日ここのサイトをチェックするのが日課となっています。
今後のマメーデさんの記事も楽しみにしています。
2009-08-25 火 23:47:57 | URL | leo [編集]
自分もヒディンクの手腕には疑問を感じてます。優勝6回といっても国内リーグだけですし、魔術師といっても、じゃあタイトルは?ていう欲を考えると、いまひとつのような感じがしてしまうんです。ほとんどベスト4で終わってるのも、すごいことなんですが所詮その程度でしょ?という思いがつよくなってしまって....。そういう意味でも、タイトルが絶対!というビッグクラブの監督には向いてないんじゃないかとおもってる自分です。
2009-08-26 水 04:48:41 | URL | tari [編集]
 今回の監督の話は、選手しか見ていない自分にとっては、とても面白い話でした。これほどに、強烈な個性を持った監督がいるからこそ、チームにもそれぞれの特色がでてくるのでしょうね。
 日本人監督にも、挙がっている監督のような、個性を実績に結び付けられるような監督が出てきてほしいと思います。
2009-08-26 水 11:56:22 | URL | bontakun [編集]
まぁ、ヒディングほどの実績を残した監督がどれだけいるんだって話ですし、手腕に疑う余地はないと思いますよ
勝つためのサッカーを徹底しすぎる感があるのでおれも嫌いですが、結局好き嫌いの問題なんじゃないかと
2009-08-26 水 12:24:43 | URL | インザギ [編集]
ヒディングはかなり凄い実績を残してきたと思ったんですが…
ヒディングの記事を管理人さんにお願いしたのは私です。管理人さんはただ私の意見を聞いてくださっただけなので文句は私に(汗)

韓国、ロシアをベスト4に引き上げるなんてことは物凄く難しいことなんじゃないでしょうか。
クラブチームと違って限られた実力の選手しかいませんし、言葉だって通じないのに。
サー・アレックスやリッピでも可能だという保証はできない程の実績だと思います。

CLも獲得してるし、ベンゲルやペジェグリーニ以上に紹介するに十分な監督だと思いました。
2009-08-26 水 16:28:07 | URL | エリック [編集]
マメーデさん、今晩は。
監督に注目してみるのも非常に面白い試みですね。

今度はデシャンやブラン等の我々が現役時代を知っている若手監督や、クーマンやドメネクのような迷監督もピックアップしてみるのも面白いかもしれませんね。
2009-08-26 水 20:33:29 | URL | ステッペンウルフ [編集]
>エリックさん、すみません。
私のコメントは批判的な文章になってましたね。
実際、インザギさんのおっしゃる通り、私がヒディングを嫌いというだけで、私も頭ではすごい実績の監督というのは分かっているんです。。
あと、マメーデさんの記事は世間一般的な評価として的確なものと思いますし、誰かに文句を、、というつもりはありませんよ。優れた監督を紹介というより、特徴的な(話題の)監督紹介ってニュアンスに感じますし。
2009-08-26 水 21:26:09 | URL | ハジ [編集]
エリックさんには悪い事をしてしまいましたね。すいません。たしかに韓国やロシアといった無名国を一気に有名にした手腕には正直尊敬しています。すごい監督というのはわかっているんです。だからこそ、タイトルをとってもらいたいという気持ちが強まってきてしまうんだと思います。ちなみに、今日本代表に一番必要な監督こそ、このヒディンクなんではないかと思っています。
2009-08-27 木 13:52:45 | URL | tari [編集]
監督の話、大変興味深く拝見しています。

世界には名将と呼ばれる監督が数多くいますが、現在は名将候補というべき若手監督も多くなりましたね。
ドイツ代表のレーブ、ウェストハムのゾラ、バレンシアのエメリなど。こういった監督の事も解説していただきたいですね。

あとは、J、日本代表の監督。日本人ではG大阪の西野、川崎の関塚、東京V(1度目のJ2時)のラモスが、外国人では既出のベンゲルは勿論、トルシエ、オシム、セレーゾ、ブッフバルトなどはよい監督なのではないでしょうか?名古屋のピクシーや広島のペトロビッチ、鹿島のオリベイラも魅力的なサッカーをしてますね。
2009-08-27 木 22:40:18 | URL | いちフナ [編集]
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